債務整理

債務整理中のキャッシングはOK?リスクを知れば対応策が分かる

債務整理中のキャッシングはハイリスク

結論から言うと、債務整理中のキャッシングはおすすめしません。債務整理中のキャッシングトラブルについては下で詳しく述べるので、ここでは、債務整理中でもお金を借りられる条件を確認してみましょう。

①二十歳以上で働いている人。

②ブラックリストに載ったあとでも、きちんと返済ができていること。

③連絡をとれる状況にあること。

これらの条件を満たせば借りられる可能性があるわけです。しかし、大手の消費者金融よりも、小規模な金融屋の方が借りられる可能性は大きくなります。すると、よく調べないうちにヤミ金に手を出していた、という事態になり得るのです。

よって、債務整理中のキャッシングは可能な限り避けるべきなのです。

債務整理中のキャッシングトラブル

もし、運良く債務整理中にキャッシングができたとしても、以下のようなトラブルを招く可能性が考えられます。

 

①弁護士や司法書士が業務を辞退する可能性

債務整理中にキャッシングすることで、債権者と交渉をしてくれた弁護士、司法書士が業務を辞退する可能性が考えられます。

弁護士や司法書士は、借金を減額して返せるようにと債務者と交渉します。その間に新たなキャッシングをしたとわかれば、債務者は債務整理に応じなくなることが多く出てくるのです。

よって、弁護士や司法書士が業務を辞退する可能性を考え、よほどの緊急を要する時以外には、新たなキャッシングをを利用しないことが賢明です。

②免責許可が出ない可能性

自己破産を選択した場合、債務整理中のキャッシングが発覚すると、免責許可が出ない可能性が出てきます。

免責とは、借金を全く返さなくてよい、と裁判所が判断することです。債務整理中のキャッシングという行為により、裁判所から更生の可能性がない、とみなされるために免責許可が出ない、ということになり得るのです。

 

債務整理中に制限されるもの

債務整理を行うと、個人信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。この期間は、「ブラックリストとして名前が登録されている状態」になります。

このブラックリストとして名前が登録される期間は債務整理の種類によって、期間が異なります。

・任意整理 5年

・自己破産 5〜10年

・個人再生 5〜10年

ブラックリストとして名前が登録されると以下のような制限が生じます。

①キャッシングができない

ブラックリストに名前が登録された状態だと、キャッシングはできません。

②新しくローンが組めない

ローンはお金を前借りする、という状態なので、今現在借金がある人は返済の可能性が低いと判断され、新しいローンは組めなくなります。

③新しいクレジットカードが作れない

クレジットカード会社は、個人信用情報機関に加盟しているので、そこからブラックリストに名前が登録されているかが分かります。よって、信用がないと判断されるため新しいクレジットカードは作れません。

④連帯保証人になれない

個人信用情報機関のブラックリストに名前が登録されていると、「保証人としての適格を欠く」という理由で審査が通らないことが多くあります。

債務整理中にお金に困ったら

入院費、手術費といったやむを得ない事情がある場合、任意整理中でも以下のことを検討してみましょう。

①家族名義でカードローンを申し込んでもらう。

任意整理中でも、家族のカードローン審査は影響を受けません。可能であれば、相談してみましょう。

②家族に「家族カード」を発行してもらう。

家族の利用するクレジットカードの「家族カード」を発行してもらう方法です。家族カードなら、自分自身で支払いをすることも可能になります。

③国や自治体の支援制度を利用する。

生活に、支障を来すほど切迫している状況なら、国や自治体の支援制度を利用しましょう。条件を満たせば、緊急小口資金や総合支援資金といった無利子で貸してくれる制度があります。

まとめ

1.債務整理中のキャッシングは、可能な限り避けるべきです。

2.運よく債務整理中にキャッシングができたとしても、弁護士や司法書士が業務を辞退する可能性、免責許可が出ない可能性といったトラブルがあり得ます。

3.債務整理中に制限されるものとしては、キャッシングができない、新しくローンが組めない、新しいクレジットカードが作れない、連帯保証人になれない等があります。

4.債務整理中にお金に困ったら、家族名義でカードローンを申し込んでもらう、家族に「家族カード」を発行してもらう、国や自治体の支援制度を利用する等を検討しましょう。

債務整理中に、安易にキャッシングを利用してはいけません。家族を頼れない状況なら、支援制度を検討しましょう。トラブルを抱えることなく、乗り越えていきましょうね。