債務整理

債務整理のデメリットとは?具体的な生活への影響についても紹介

債務整理のデメリット

債務整理のデメリットは下記の4つになります。

  • 事故情報の掲載
  • 官報への掲載
  • 資格制限が付く
  • 債務が保証人へ移行

ではそれぞれのデメリットについて見ていきます。

事故情報の掲載

債務整理を行うと、下記の3つの信用情報機関に事故情報として掲載されます。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 指定信用情報機関(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

事故情報の掲載期間については、債務整理の種類と3つの機関によってさまざまです。

 

 

自己破産

個人再生

任意整理

特定調停

JICC

5年

5年

5年

5年

CIC

5年

なし

なし

なし

KSC

10年

10年

なし

なし

クレジットカードやローンを組む場合には、これらの機関の情報をもとに審査されます。

そのため事故情報が掲載されている場合には、審査が通りづらくなるということです。

官報への掲載

債務整理の種類によっては、官報に掲載される場合があります。

官報とは、政府が発行する新聞のようなものです。

掲載される債務整理の種類は、このようになっています。

 

自己破産

個人再生

任意整理

特定調停

掲載

掲載

されない

されない

官報に掲載された場合でも、それほど生活には影響ありません。

私たちの身の回りで、官報を毎日チェックしている人なんていませんよね。

そのため官報に掲載されることは、それほど大きなデメリットではないでしょう。

資格制限が付く

債務整理の中で自己破産を行った場合のみ、一定の職業への資格制限が付きます。

資格制限が付く期間については、免責許可決定が確定するまでとなります。

免責許可決定が確定するまでの期間は約4ヶ月~1年となりますので、その期間中だけ資格制限が付くということです。

免責許可決定が確定した時点で、破産者から一般人に復権となります。

もし現職が資格制限に含まれている場合には、1度退職し、復権後に再就職。

または、資格制限中だけ別の部署に異動するという場合が多いです。

債務が保証人へ移行

債務整理の中の、

  • 個人再生
  • 自己破産

を行った場合には、債務が保証人へ移行します。

そして保証人には、残った借金の一括請求が求められます。

そのためもし保証人を抱えている借金を勝手に自己破産をしてしまうと、保証人との間で大きなトラブルにつながるでしょう。

話し合いをした場合でも、保証人への被害が大きくなることは避けられません。

自己破産をする場合には、保証人とよく話し合ってから決断するようにしましょう。

債務整理を行った後の生活への影響

債務整理を行うことによって、生活にはどのような影響があるのでしょうか。

気になるポイントを4つピックアップして紹介していきます。

  • 知人や家族にはバレないの?
  • 車は残せるの?
  • 今までのクレジットカードを残す方法
  • ローンは組めるの?

知人や家族にはバレないの?

任意整理であれば、知人や家族にバレる可能性はほとんどありません。

個人再生と自己破産の場合には裁判所を通すため、必要な書類が多くなります。

必要書類の中には配偶者の情報が必要な場合があるため、バレる可能性が高いです。

対して任意整理は裁判所を通すことなく、弁護士と債権者の話し合いによって行われます。

そのため必要な書類がすくなく、本人の身分証や印鑑さえあれば手続きが可能なため、家族にバレる可能性はきわめて低くなります。

もし家族や知人を保証人にしていた場合にも整理の対象を選択できるため、保証人付きの借金だけを外すことが可能です。

任意整理は個人で行うこともできます。

しかし個人で任意整理を行った場合には、自宅に電話がかかってきたり、必要書類をまとめたりする必要があり、家族にバレる可能性が高まるでしょう。

任意整理を家族にバレずに行うには、弁護士を雇うことをおすすめします。

車は残せるの?

任意整理と個人再生の場合には、財産を換価処分されることがないため、車がなくなることはありません。

ですが自己破産の場合には、車を失うことも覚悟しましょう。

自己破産をしても車を残すには、車のローンが重要になります。

ローンを払い終わっている場合には、車の価値が20万円以上であれば売却。

車の価値が20万円以下であれば、手元に残すことができます。

ローンを払っている途中の場合には、基本的にローン会社が車を回収します。

しかし第三者が残りのローンを一括で支払うことができれば、車を自分のものにできます。

とはいえ自分の車にしても、その時点で車の価値が20万円以上であればそのまま売却されてしまうため、良い方法とは言えないでしょう。

自己破産において車の価値が20万円以下の場合を除いては、基本的に売却されてしまうということです。

今までのクレジットカードを残す方法

債務整理をした後は、クレジットカードが作りづらくなります。

そのため、クレジットカードを残しておきたいと考える方も多いでしょう。

今あるクレジットカードを残すには、任意整理を選びましょう。

さきほどもお伝えしましたが、任意整理であれば整理対象を選択することが可能なため、クレジットカードを残すことができます。

その場合には残したクレジットカードの返済は今までと同じになりますが、他の借金を減額できるため、返済にもゆとりができるでしょう。

個人再生と自己破産については整理対象を選択することができないため、クレジットカードを残すことはできません。

ローンは組めるの?

債務整理を行った場合には、原則5年間はローンを組むことができなくなります。

これは事故情報の登録による影響です。

ローン会社は信用情報を審査の基準としているため、事故情報が掲載されていると審査が通りづらくなります。

事故情報の期限は最低5年ですので、5年間はローンが組めないと思っておいた方がいいでしょう。

まとめ

債務整理には必ずデメリットがついてくるものです。

しかしうまく活用することができれば、借金を大きく減らすことができます。

自分に合った債務整理を選択できるように、1度専門家に相談してみてはいかがでしょうか。